GLAYの
100万回のKISS、フライングゲット。
TERUちゃんのお日さまの匂いのする
洗い立てのふかふかのバスタオルのような
暖色系の声と
突き放すような乾いた寒色系の声と、
両方が1枚のCDに乗っかってる。
その飛び込んでくるTERUちゃんの声を浮かび上がらせていく音達。
100万回のKISSは、きらめくアコギとピアノが爽やか。
LONE WOLFは、アンプからあふれるように響いて
胸に染みるエレキギターのチョーキングや
ザラッとしたバッキングの音に、こころを射止められて
思わず息を止めた。
歌詞の良さは、これからじっくり、ということで。
Re-birthしたGLAYは、目指すものをみつけたまなざしを、
そのまま音にして示してくれることが出来るようになってた。
ねえ、彼らは、マニアックなアーティストに生まれ変わることも、
今の時代にマッチしたヒットメーカーに生まれ変わることも、
選択肢は山ほどあった筈なんだよね。
どの選択肢でもなく「GLAY」であるという選択肢を選んだことが、
G4よりもさらに色濃く伝わってくる。
次にexpoをするだけのもろもろの体力を養って、是非、
この鮮やかな音楽達に最高のステージを用意してあげて欲しい。
まずは、アリーナツアーは快調な滑り出し。
>決して楽じゃない暮らしの終わりに
未来に、ちょっと希望を持たせてくれた1枚に乾杯♪