彼岸花。
これは公園のものなので、少々ズルをした気分ね。畦道を彩るものを今年は捕まえ損なったから。
昨日、歩いたのは山道。人の気配のない山を時折降る雨だけを相棒にして足を進めると自分が山の一部分になったような気分になってきて、淡々と降る雨の音しかない空間ではふと耳さえ聞こえているのかいないのかわからなくなったよ。
いつも、人の視線のなかで暮らしていることに慣れているつもりだったので、誰もいなくて天井もない場所で感じる解放感にワクワクする自分が健気に見えてしまったと言うワケです。
それは、普段行く場所からたった10分したか離れていないところ。
「!」が、日常のほんのちょっと向こうにあるなんて、行き詰まった時にはどうして気づかなくなるのだろうね。
彼岸花で繋がる輪です♪