畳の上に日に干してふんわりとしたお布団を敷いて寝る。ベッドより、私は断然ふとん派。そのお布団が実はゴミとしては大きなウエイトを占めているのだとか。先週、東京であったエコロジーオンラインの総会に参加した会場が
親松寝具店と言うお布団屋さん。早めに着いて店長の親松さんにお布団のことをちょっと教えてもらいました。
この間の引っ越しで、私も大学の頃使ってたポリエステル綿のふとんを捨ててきました。大きなゴミです。実はそう言うポリエステルのへたったふとんも打ち直して再生させることができるのだそうです。ただし〜、新品を買うよりも高くつくのではありますが。
「打ち直して使う」のは昔、木綿が高級品だったころは当たり前な事だったのだそうです。へたった綿に新しい綿を足してふんわりとしたお布団に再生させる。そうして、木綿を大切に大切に使っていったのだと。もちろん羊毛布団も羽毛布団も再生可能なのだそうです。
そして、親松さんはせっかくオーガニックな綿と布で作るふとんなのに、「糸」が普通の糸を使うとそこからかぶれる人がいると、オーガニックコットンで作った糸を見付けていらっしゃいました。オーガニックコットンは縒りに弱いのでフワフワと毛玉が出来そうな見た目と、手で簡単にちぎれる弱さが有りました。だから、どうしてもすぐに切れると言う欠点があっても肌の弱い人には必要なものだと。
畳にしてもふとんにしても、大きなものはいつか使えなくなったときに土に戻るものを使いたい、と、切れやすいオーガニックコットンの糸で丁寧にお布団を作って売っている人がいる。エコロジーオンラインの総会とともに、こころに残る人とで会えたことに感謝しました。