竹宮惠子先生の最近の長編です。たまたま読んだら面白くてもう少しでラストです。
心を調律する視点満載です。相手に合わせながら隙を窺うようなこすさも、目標のためなら恥じない地味な強さの持つ力も描いているのに、若かった私は、自分が天馬では ないことだけを見つめてたと気づきました。惜しいことです。
フラワーと言う漫画雑誌にはポーの一族の38年ぶりの続きと、萩尾望都×山岸凉子なんて贅沢なインタビューが載っているのです。インタビューには少年の名はジルベールにアンサーを伝えるような優しさと強さもあります。表紙のエドガーに満足して、インタビューにはまるのは、とても私らしい。
24年組の創作にかけた、そして、かけ続ける熱意は、私たちの財産でもあるのでしょうね。