X-JAPANに、新曲が生まれた。
私は彼らのファンじゃあなかったです。それどころか
Gさんの生みの親の、YOSHIKIさんのバンドだ、ということで、
その存在を知ったバンドでした。
明日、復活のライブが、行われます。
hideちゃんの代わりはex.LUNA SEAのSUGIZOさんだとか。
全く違うサウンドを扱うギタリストなので、
却ってhideちゃんの記憶を邪魔しないかもしれないなあ、と、
ファンでなかった私は思ったのでした。
そして、iTunes Storeで新曲「I.V.」を購入しました。
バンド、と言うのがここまで空間を広げる豊かな表現力をもつのか、と、
黄泉の国から不死鳥のように舞い上がった音楽に
畏れに似た感覚を持ちました。
私の好きなブリティッシュロックのバンドMuseが、
デビューしたてのころに「絶望を歌うと売れるんだ。
でも、俺達はその絶望に食われて消えていくつもりはない」とか
と、言ってたのだけど、この新生X-JAPANは、
絶望を感じる心のありよう、を、歌っているように感じられました。
絶望そのものでなくて、絶望を感じる心のありのままの姿と、
その絶望を乗り越えて、朝を迎える心への応援。
ロックの正しい姿、と言うのがあるのだとしたら、
このバンドはそれを突き詰められる力を持っているのかもしれない。
バンドサウンドは、やはり、無敵、です。
ファンでなかった私が言うのも説得力はないだろうけど、
明日から3日間のライブの成功を祈ります。