興味を持ちつつも、実はテレビでも落語は聴かないから、
著者の立川志らく氏の姿さえ見たことないんです。汗
本屋で「落語」の本、は、ないのかと探して見付かったのがこれ。
「全身落語読本」
私とそう年も変わらない人。子供の頃からの落語小僧で、今は真打ちになって、
溢れる愛情でもって落語の噺を斬り、先輩で音源の残ってる落語家を斬り、
かなりハイなテンションで現代に落語を甦らそうと喋り倒す一冊。
さすが語ることが仕事の人だけあって、読みやすいのなんの。
見るからに煙草臭そうなオッサン達が娯楽の少ない時代に大人気を博しながら、
どんな笑いや涙を提供してきたか、は日本の昔を知るのにも格好の材料なのだけど、
それ以上に「落語はリズムとメロディ」と言う言葉に目から鱗。
同じ内容をいかに聴かせるか?いかに笑わせるか?
・・・当然ながらその答えはまず内容が大切!
次に欠かせないのが、リズムとメロディに載せられるか否か。だと。
効果的なプレゼンのためには、語る内容とともに、
語るスタイルにも神経を行き届かせる必要がある。のだと。
うん、良い勉強になった。ちょっと高座を聴いてみたいなと心魅かれたりして。