写真は実は県庁から歩いて10分。すごい小さな街(*^_^*)?
イルカ。読みました。
ゾッとするほどの残酷さのとなりに幸せがある。それは「生きよう」とするようにできている、いのちの力の限りない強さから生まれたものなのかな。
かつて友人が「こんな悲しみは悲しすぎて私には理解できなかった」と、ばななさんのキッチンの話題になった時に言っていたのを思い出し、その言葉を7年遅れて理解するくらいの濃さがこの作品にはあったよ。
自分の中にある曖昧な違和感と言うものは、時に「かくあるべし」常識と自分の理解する世界とのズレから生まれているのだけど、変人だと思われることを避けるために見て見ぬふりをして過ごすことが多いのかな。でも案外、そのわずかな違和感が意外と押し込められることを好まずに不安とか迷いみたいなものに変わるパワーになりうるらしいことに、軽いめまいを覚えてハッとする感じで気づかされたみたい。「なぁ〜んだ」って。
若かりしころ、ユングの深層心理学にはまってて、夢の中に自分の未来を求めるなんてことに取り憑かれた頃、重要なメッセージを含んだエネルギーの高い夢を時々見てました。この本はそういうエネルギーの高い夢のように、ガンと来た感じ。
ただし、未来は夢の中ではなくて人との関わりの中にあるのだと伝えてきた一冊でした。
って全然、イルカの内容がわからないじゃん!と、がっかりした方がいらっしゃったらごめんなさいね。