本屋さんに山ほど本が有って、その内の一冊と出会うってのはどこか運命めいたものが有って。。。きっと、選んでるんだよね。知らず知らずのうちに。文庫本売り場には夏休みだから文庫本フェアみたいなのもやってて例によって沢山の本。例によってさらぁっと通り過ぎてたのに、ふと目に留まったのがこの本。
小林カツ代の忙しいからできる!料理とおやつ(講談社文庫)
小林カツ代さんって、今ではケンタロウくんのお母さん、と言う肩書きもついたんだね。この人の本とは最初大学で一人暮らしをしたころに出会ったのだけど、一人暮らしはそれまで「家事くらいできないと」ときちんと母は躾けてくれたはずなのに、暮らすということが大変で仕方なかったころに目に留まったわけ。この方自体が「陽」の気が満ちた感じの人で、読んだからと行って急に料理がうまくなるわけでもないし家事が要領良くなるわけでもないけど、「あぁ、頑張れそう」って勇気をくれてたんです。
で、ずっと小林ファン、、、ではなかったです。ここ10年以上は多分読んでなかったと思うのに、この度出会っちゃいました。
こころのパニックが回復するときに食への興味が出てくるのか、食べようとするからこころが元気になるのか、どちらなのかは分からないけど迷ってるとき・困ってるときにはその時々で、小説や漫画を読んだり、経営学とか実際の技術の本を読んだり、誰かのエッセイを読んで他の人の人生に触れたりするのだけど、ふと気付くと、浮上し始めると不思議と「食」に関する本に辿り着いていたかも。今までも。
ここしばらく、料理から遠ざかって生きてて、まぁ、一人だとそれでも外食したりで何とか生きていけるのだけど、、、最近、少し台所にいる時間が延びてきたかも。
(^0^)考えるときはただ考える。悩むときはガガガって悩む。この集中力も悪くないけどもう人生後半戦を生き始めているのだから、ちょっとばかりバランスの良い生き方をしていくのに当たってもっと食べることを大切にしなきゃ!って、魂からのサインかも。今、この本に出会ったのは。
この本は20年前に出版されたものの文庫本化されたもの。ケンタロウくんはこんなふうに育ったのね、と読むと又別の味わいを感じます。そしてまだまだ、私の生活って暇な自由になる時間がいっぱい有るみたい、って余裕を貰えたかも。