写真は
まだ栗林公園迄歩けないから、近所の
MOSの駐車場から見えた薔薇です。
黒っぽいビロードみたいな大輪が
木のように茂った枝全体に散っていて、向こうから
「ポーの一族」(萩尾望都)のエドガーとメリーベルとが
囁くみたいに語り合うのが聞こえてきそうでした。
イベントは、企画者としてはダメダメだらけで心が痛みましたが、
痛んだ心のおかげで得た優しい眼差しや応援の言葉がありました。
世の中を見直してしまうくらい暖かいものでした。
基本的にスパルタ教育肯定の私ですが
共感されて、
あなたなら解決できるから任せますよと
言葉にしていない眼差しをたくさんいただき、
ありがとうと言われてみたら、
褒め育て、というものの力を垣間見た思いです。
素晴らしい仲間ができました。
長い間、ほとんど個人プレーで賛同されるけれども、
学ぶものが得られるほどに理解しているひとは
周りに少なかった環境でした。
今回の企画で、頑張っているたくさんの人たちが
私が引っ張り上げる人から、仲間に変わった思いです。
ベテランが新しい情報を消化する中には
支援する相手への、関わりの力加減の絶妙さが見え隠れし、
新人の眼差しは思いもかけない視点の存在を教えてくれました。
変化はこうして、訪れるのだと実感しました。